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中川梨絵さん、さようなら

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 2016年6月14日、中川梨絵(なかがわ りえ、本名:長谷川栄<はせがわ さかゆ&gt;)さんが、肺がんのため、亡くなりました。67歳。通夜は20日午後6時、葬儀は21日午前10時から、東京都品川区西五反田5の32の20の桐ケ谷斎場、喪主は夫・長谷川恭次さん。
 
 1948年8月13日、文具店経営の父・中川龍始と母・英子との間に東京都台東区千束で生まれる。品川区立荏原第一中学校、東京都立田園調布高等学校卒業。
 幼い頃から子役として活躍し、5歳の時に白木屋ホール「藤娘」で初舞台。NHKの人気ドラマ「ホームラン教室」「お笑い三人組」などにレギュラー出演していた。
 1967年、高校卒業と同時に東宝入社。芸名を中川さかゆとして、『乱れ雲』(1967:成瀬巳喜男)の端役でデビュー。続いて『年ごろ』(1968:出目昌伸)などに出演するが芽が出ず、東宝を退社。
 1971年にロマンポルノ路線に転じた日活に入社。『OL日記・牝猫の匂い』、『花弁のしずく』、『OL日記・牝猫の情事』、『エロスの誘惑』、『恋人たちは濡れた』、『(秘)女郎責め地獄』、『女地獄・森は濡れた』などに出演し、一躍、女優としての花が開く。
 1974年には日活を離れ、ATGの『竜馬暗殺』や東映の『実録飛車角・狼どもの仁義』に出演。以後は、『喜劇女の泣きどころ』(松竹)、『歌麿 夢と知りせば』(ATG)、『日蓮』(永田プロ/松竹)、『湯殿山麓呪い村』(角川映画)、『ラブホテル』(にっかつ)などに出演。近作には『ニワトリはハダシだ』に出演していた。

ご冥福をお祈りいたします。

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