『ボクは坊さん。』(2015:真壁幸紀)をユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン2にて見る。1000円。
いい、実にいい。坊さんの世界を面白おかしく描くかと思いきや、案に相違してシリアス。
仏教大学を出ても、書店員として働いている進。突然の祖父の死により、四国今治の栄福寺住職になる。迷いつつも、長老の叱咤激励や、寝たきりになってしまう幼なじみの子どもを引き取ったりして、次第に住職としての自覚が芽生えてくる。その様を、じっくりとていねいに温かく描いて長編デビューとなった真壁幸紀監督の演出力がすばらしい。
主演の伊藤淳史は、ちょっとコミカルかつシリアス。その絶妙のバランスがいい。また、幼なじみの二人もいいし、大学同級生もいい。
母親・松田美由紀のわが子を住職と盛り立ててやさしく見守る姿。さらには苦言ばかり浴びせつつも、評価すべきところはしっかりとみているイッセー尾形の名演ぶり。
明るい展望を予感させるラストもいい。お薦めの逸品です。
10月25日鑑賞。
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いい、実にいい。坊さんの世界を面白おかしく描くかと思いきや、案に相違してシリアス。
仏教大学を出ても、書店員として働いている進。突然の祖父の死により、四国今治の栄福寺住職になる。迷いつつも、長老の叱咤激励や、寝たきりになってしまう幼なじみの子どもを引き取ったりして、次第に住職としての自覚が芽生えてくる。その様を、じっくりとていねいに温かく描いて長編デビューとなった真壁幸紀監督の演出力がすばらしい。
主演の伊藤淳史は、ちょっとコミカルかつシリアス。その絶妙のバランスがいい。また、幼なじみの二人もいいし、大学同級生もいい。
母親・松田美由紀のわが子を住職と盛り立ててやさしく見守る姿。さらには苦言ばかり浴びせつつも、評価すべきところはしっかりとみているイッセー尾形の名演ぶり。
明るい展望を予感させるラストもいい。お薦めの逸品です。
10月25日鑑賞。
キャスト 伊藤 淳史 白方進=光円 山本 美月 越智京子(進の幼なじみ) 溝端 淳平 桧垣真治(進の幼なじみ) 渡辺 大知 峰岸孝典(高野山大学の同級生) 遠藤 雄弥 品部武志(京子の結婚相手) 駒木根隆介 正岡龍仁(臨明寺の住職) 斎藤 歩 越智(京子の父親) 品川 徹 白方瑞円(進の祖父) 有薗 芳記 白方一郎(進の父親) 松金よね子 白方宣子(進の祖母) 濱田 岳 栗本広太(高野山大学の同級生) 松田美由紀 白方真智子(進の母親、宣子の娘) イッセー尾形 新居田明(檀家の長老)「にほんブログ村」に参加しています。応援クリックお願いします。
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